561号 来年の税制はどう変わる?
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「たっくすニュース」 2020年12月17日(第561号)
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│■│ 年末年始休みのご案内
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令和2年12月29日(火)~令和3年1月3日(日)の間、お休み
とさせて頂きます。ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。
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│■│ 来年の税制はどう変わる?
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今月10日、来年度の税制改正大綱が与党から公表されました。
来年度税制改正は年明けからこの大綱をもとに国会で審議され、
両院で承認可決されて成立となりますが、与党多数の現議会では
ほぼこの大綱通りに決まると予想されます。
気になる大綱の内容ですが、コロナ禍における景気対策に加え
衆議院選挙が近い事もあり、大きな増税はなく全体的に小規模な
改正項目に留まった印象を受けます。
以下、気になる内容をいくつかあげて簡単にご説明させて頂きます。
■ 固定資産税はあげません!
固定資産税の課税標準は3年毎に評価替えが実施されており、
令和3年はその該当年となります。
ただし令和3年に限り、本来税額が増加する土地はそのまま
据え置き、減額する土地は引き下げるという特別な措置がとられそうです。
■ 住宅ローン減税に小規模住宅が追加!
今まで床面積50㎡以上の要件があった住宅ローン減税に、新しく
床面積40㎡以上50㎡未満の住宅が期間限定で加えられます。
ただし、対象者の合計所得金額が1,000万円を超える年は適用外
となる制限がつきます。
■ 退職金課税の強化!
退職金はこれまで一部の役員等を除き、1/2課税の減額が行われて
いましたが、勤続年数5年以下の短期の退職金については1/2減額を
条件付きで行わない事となりそうです。
■ 相続税と贈与税の一体化を検討
こちらは近い将来の話しですが、暦年課税制度を見直すという話しが
浮上しております。
現在110万円の範囲で孫や子供へ贈与している方は動向を注視する
必要がありそうです。
以上、簡単にご報告です。
来年が皆様にとって良い年となるよう祈念しております。
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送信元 豊島税理士事務所 豊島正純
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