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2019年11月

2019年11月18日 (月)

535号 気になる年収は?

■■■ 気になる年収は? ■■■
 国税庁が9月に公表した「民間給与実態統計調査」によると、2018年給与所得者の平均年収は441万円(対前年比2.0%増)、平均年齢は46.4歳だそうです。
 441万円の内訳は月給371万円+賞与70万円ですので、換算すると月31万円+賞与2.3ヶ月分という感じでしょうか…
 皆様はこの数字をどう思われますか?
■ 源泉徴収票をみてみよう
 「自分はそんなにもらっていない!」と思われた方の勘違いで多いのは、統計調査で公表される年収は手取り額ではなく総支給額という点です。
 天引きされた「所得税」「住民税」「社会保険料」等を手取り額に加えた金額が総支給額(年収)です。
 自分の年収を改めて確認したい方は、年末調整時に受取る源泉徴収票を確認してみましょう。
 源泉徴収票は原則、年に1回年末調整時に配賦されますので自分の年収を知るよい機会になります。
■ どこを見ればよいの?
 源泉徴収票は小さい文字と数字が書いてあり、見ただけでめまいがするかもしれませんが、確認ポイントはそんなに多くありません。
 まず、住所の下に書いてある「支払金額」…これがあなたの年収です。
 次に、氏名の下に書いてある「源泉徴収税額」…これがあなたの所得税額です。
 「社会保険料等の金額」欄は更に下…あなたの社会保険料負担額です。
 社会保険料等の金額は、あなたが負担した健康保険料、年金保険料、介護保険料等の合計額です。
 給与所得者の手取り額は「年収」から「所得税」「社会保険料」「住民税」を控除しますが、残念ながら住民税は源泉徴収票に書かれていません。
 住民税は6月頃に地方自治体から送られてくる通知で確認しましょう。

 

発信元 豊島税理士事務所 豊島正純
〒142-0063 東京都品川区荏原4-1-4-201
Tel 03-3785-1644 Fax 03-3785-1650 http://taxtoyo.com

2019年11月 2日 (土)

534号 103万円の壁動かず…

■■■ 103万円の壁動かず… ■■■
 早いもので11月になると給与所得者の年末調整準備が始まります。
 年末調整とは、12月に確定する1年間の給与総額から年間所得税額を計算し、毎月の給与から天引きしてきた所得税との差額を修正する手続きの事をいいます。
 年末調整に必要な書類は「扶養控除等申告書」「配偶者控除申告書」「保険料控除申告書」の3つと、保険会社等から送付される各種控除証明書等です。
 皆様のお手元にも控除証明書が郵送されてきていると思います。紛失すると再発行に時間がかかりますので大切に保管をお願いします。
■ 103万円の壁
 さて皆様もパート収入等で所得税がかからない「103万円の壁」というのを耳にした事があると思います。
 収入が給与のみの場合、所得税の課税対象となる所得は「給与収入」から「給与所得控除」と「基礎控除」等を引いて求めます。
 給与所得控除は最低でも65万円、基礎控除は38万円なので合わせて「103万円の壁」が現れることになります。
■ 2020年、基礎控除と給与所得控除が変わります
 来年から現在38万円の基礎控除額は48万円に引き上げられ、給与所得控除は一律10万円引き下げられます。
 収入が給与のみの場合、基礎控除は48万円に増えますが、10万円引き下げられた給与所得控除は最低55万円となり合わせて「103万円の壁」に動きはありません。
 給与所得者にとって一見なにも変わらない改正ですが、近年の多様な働き方を踏まえて「脱サラ」や「副業」で給与以外の収入を得る方にとって基礎控除額の引上げは有利な改正と言えるでしょう。
 ただし所得の多い方は基礎控除額がゼロになる等の増税施策も同時に行われており、ここ数年続く中高所得者ジワジワ増税路線に変更はありません!!

たっくすニュース
2019年11月5日(第534号)
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送信元 豊島税理士事務所 豊島正純
〒142-0063 東京都品川区荏原4-1-4-201
Tel 03-3785-1644 Fax 03-3785-1650 http://taxtoyo.com

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