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2018年8月

2018年8月16日 (木)

505号 税務調査の根拠

■■■ 税務調査の根拠 ■■■
 国税職員の人事異動は毎年7月に行われます。異動後の夏以降、税務調査が本格化する時期と言われています。
 納税者にとって面倒(?)な税務調査、我々は否応なく受けなければならないのでしょうか?

■ 根拠は日本国憲法
 学校で習う国民の三大義務に「納税の義務(憲法第30条)」があります。
 参考までに他の2つは「教育を受けさせる義務」と「勤労の義務」です。
 憲法にはこの他「課税の要件(憲法第84条)」が定められており、税を課したり徴収したりする場合は法律による根拠が必要とされています。
 これらにより、我々は定められた法律に従って申告納税をおこないます。

■ ご存知ですか?質問検査権…
 国税職員は提出された申告内容が正しいか否か確認する為、納税者に質問や帳簿書類等の提示を求める「質問検査権」を有しています。(国税通則法第74条の2他)
 我々納税者は質問検査権の行使に応じなければならない「受忍義務」があると解されており、正当な理由なく拒否したり、偽の帳簿を提示したりした場合の罰則規定もあります。

■ どこまで受忍が必要?
 ただし受忍義務があるからといって、国税職員の言うことを一方的に受け入れなければならないという訳ではありません。
 また、質問検査権は「犯罪捜査のために認められたものと解してはならない」と、法律に記載されています。(国税通則法第74条の8)
 つまり、質問検査権は納税者を犯罪者であるかの如く詰問する権利ではなく、申告内容の不明な点をクリアにするために質問、確認を行う権利という事になります。
 国税職員の不当な要求には断固拒否する姿勢は必要ですが、税務調査をスムーズに終わらせるためには、普段から不明な点を残さないような資料の作成保存が大切という事になりそうですね…

2018年8月16日(第505号)

たっくすニュースは作成日現在の法令等に基づいて作成しております。詳細はこちらをご覧下さい。








2018年8月 3日 (金)

504号 軽減税率の不思議(その5)

■■■ 夏季休業のお知らせ ■■■
 本年8月13日(月)より8月15日(水)まで夏季休業とさせて頂きます。
 e-mail等は日々確認致しますが返信が遅くなる事、ご了承頂けると幸いです。
 ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

■■■ 軽減税率の不思議(その5) ■■■
 5回にわたりお伝えしてきた軽減税率の不思議は今回でひとまず終わりと致します。
 以下、前回に引き続きQ&Aです。
 次の料金の消費税率は2019年10月以降、何%になるでしょうか??

■ そば屋の出前
 飲食店によるサービスでもそば屋の出前、宅配ピザ、寿司屋の土産代は軽減税率の対象となり消費税率8%です。
 たっくすニュース501号で紹介した「バーガーショップでテイクアウトする場合」と同様の扱いとなります。
 なお、出張して料理を行うケータリング等は飲食料サービスの提供となり、消費税率は10%です。

■ おまけ(玩具)付きの菓子
 玩具と菓子(食品)が一体として販売されている場合、商品全体の価格が1万円以下で、かつ、合理的に計算した食品部分の価格が全体の2/3以上ある場合は軽減税率8%を適用できます。
 この基準は「ティーカップと紅茶のセット」「高価な容器に盛り付けられた菓子」「何が入っているかお楽しみ(?)の福袋」の販売にも適用されます。
 福袋が1万円以下で軽減税率が適用されている場合「中身の2/3以上は食品が入っている」という事になりそうですね…

■ 桐の箱に入った果物
 食料品の販売に際して通常必要とされる包装材料や保冷剤等は、飲食料品の譲渡に含めて軽減税率8%が適用できます。
 桐の箱代や保冷剤の代金を別途徴する場合、その代金には消費税率10%がかかります。

2018年8月3日(第504号)

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