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2016年5月

2016年5月16日 (月)

451号 1ドル=1円?

■■■ 1ドル=1円? ■■■
 上場会社の3月期決算発表がピークを迎えています。
 円高ドル安傾向にある為替レートの影響もあり、前年度より減益予想が相次いでいるのが少々気になりますね…
 参考までに昨年3月末の為替レートは1ドル=119円17銭、今年3月末は1ドル=111円68銭と7円49銭の円高ドル安となっています。

■ 円の誕生!
 ところで、日本で「円」や「銭」という通貨が初めて使われたのは明治4年5月の事。それまでは、時代劇でおなじみの「両」や「分」という単位が使われていました。
 さて、ここで「問題」です!!
 円誕生から3年後の明治7年にドル/円相場が初めて登場した時、円とドルの為替レートはいくらだったかご存知でしょうか?
 1ドル360円?? いえいえ… 正解は1ドル=1円です。ついでに言えば新通貨の1円は1両でしたので、1ドル=1円=1両という事になります。

■ 貨幣の価値はなにできまる?
 今でこそ日本政府が信認している円紙幣と硬貨はその価値をだれもが認識していますが、円が誕生した明治初期の日本政府にそんな事はできません。
 そこで円の価値を担保するために円と金の兌換(だかん)を約束した「金本位制」が採用されていました。
 明治初期、1円が金1500ミリグラムと同等とされた時、1ドルも金1500ミリグラム相当とされていたので、1ドル=1円=金1500mgとなったのです。
 記録によりますと、明治初期から昭和6年(1931年)頃までは円安ドル高傾向が続いたとはいえ、それでも1ドル=1円が4円強まで下がった程度でした。
 その後、円が大暴落したのは第二次世界大戦直後のハイパーインフレによる為…昭和24年(1949年)4月には1ドル=360円の固定相場となり、紆余曲折を経て昭和48年から現在の変動相場制となりました。
 ここのところ円高傾向と言われていますが、明治初期からみればかなりの円安という事の様ですね…

 2016年5月16日


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2016年5月 2日 (月)

450号 パナマ文書

■■■ パナマ文書 ■■■
 ゴールデンウィークの最中ですが、弊事務所は暦通りの営業ですので宜しくお願いします。
 さて、皆さまは「パナマ文書」をご存知でしょうか?

■ パナマ文書ってなに?
 「パナマ文書」はタックスヘイブン(租税回避地)での会社設立支援等を行うパナマの法律事務所から流出した機密文書で、顧客リストに有名人や著名な政治家が多数含まれている事から世界的に話題となっているものです。
 流出した情報は2.6テラバイトもの膨大なデータで、分析は約400名(80か国)のジャーナリストにより行われる等、多くの労力と時間を要する作業の様です。
 先月3日に公表された情報にはサッカーのメッシ選手や俳優のジェッキー・チェンさんといった有名人をはじめ、イギリスのキャメロン首相の亡父、ロシアのプーチン大統領の友人、中国の習近平国家主席の義兄の名前なども含まれていました。
 公表からわずか2日後の4月5日にはアイスランドの首相がこの件で辞任、中国ではパナマ文書が報道規制対象になっているとの報道等から、パナマ文書の信憑性はかなり高いものといえます。

■ でもこれって悪い事(脱税)なの?
 「パナマ文書」に登場する方が全て「脱税をした!」というわけではありません。
 単に租税回避地に会社を設立したというだけで、その行為自体は法律違反ではありません。
 ただし、「租税回避地に法人を設立していったい何をしようとしていたのか?」といった疑惑や「これらの法人が犯罪やテロに関わる資金洗浄に利用される可能性がある」といった道義的責任はあるといえるでしょう…

■ 連休明けに新情報公表!
 情報を管理しているNPO国際調査報道ジャーナリスト連合は5月9日(日本時間5月10日)、新たに20万以上のデータベースをホームページに公表する予定との事。
 今のところ我が国の公職者がリストに含まれていない為か、日本ではあまり大きく報道されていない様ですが、連休明けにはこのニュースが再び取り上げられる事になるかもしれません。

 2016年5月2日


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