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2014年11月 5日 (水)

414号 遺言について

■■■ 遺言について ■■■
 来年から相続税があがる影響でしょうか…最近、遺言に関するご質問を頂く機会が多くなりました。そこで、今回は遺言について簡単にご紹介させて頂きます。
 まず普通遺言には、自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言の3種類があります。

■ 自筆証書遺言は全文を自筆で書く遺言
 自筆証書遺言は全て自分で書きますので簡単に作成できますし、遺言の存在及び内容を秘密にする事ができます。
 反面、遺言書に必要な要件(自筆、日付、署名、押印等)に不備があると無効となったり、存在そのものが気づかれなかったりする恐れがあります。
 また、自筆証書遺言は相続発生後に裁判所で検認を受ける必要がありますので、残された方に負担がかかってしまいます。念の為、検認前に遺言書を開封すると5万円以下の過料を受ける事がありますので注意が必要です。

■ 秘密証書遺言は存在のみ証明してもらう遺言
 秘密証書遺言は自分で作成した遺言書の存在を公証人に証明してもらいます。
 遺言の内容は誰にも知られませんが、自筆証書遺言と同様に要件不備で無効になる事がありますし、裁判所の検認も必要です。

■ 公正証書遺言は最も確実な方法
 公正証書遺言は公証人の前で遺言者が口授し、公証人が遺言書を作成、保管します。
 公証人は実務経験を有する法律実務家ですので、遺言書が法律的に不備な内容で無効となったり、後々紛争の種を残したりする危険を防止できます。また、裁判所で検認を受ける必要もありません。
 反面、手間と費用がかかります。費用は相続財産や相続人の数等によって異なりますが、相続財産1億円で相続人3人のケースでは10万円程となります。

■ 遺言って必要?
 遺言は財産があって相続税のかかる方だけが必要な訳ではありません。
 「夫婦間に子供がいない」「離婚後に再婚をした為、相続人に先妻の子と後妻がいる」「おひとり様で相続人が誰もいない」等の場合は、後々のトラブルを防止する為にも、遺言を残す事を考えてみては如何でしょうか?






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