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2014年6月

2014年6月17日 (火)

405号 路線価の歴史

■■■ 路線価の歴史 ■■■
 今年も7月1日(火)に国税庁のホームページで全国の路線価図が公表される予定です。
 以前は冊子にも印刷していた為8月に公表していた路線価ですが、平成20年からホームページのみの公表となり1か月程早くなりました。

■ 路線価ってなに?
 ご存知の方も多いと思いますが、路線価は相続税や贈与税の評価基準として用います。
 毎年1月1日を評価時点とし、路線(道路)ごとに評価した1平方メートル当たりの価額が表示されています。
 例えば100平方メートルの土地の路線価が20万円だとすると、100平方メートル×20万円=2000万円がその土地の評価額になります。(実際には土地の形状などにより複雑な計算を行います)

■ 路線価は相続税の評価基準ではなかった?
 ところでこの路線価はいったい何時からあるのでしょうか?
 路線価は大正12年関東大震災の後、帝都復興事業として行われた区画整理の際に採用されたのが始まりだそうです。大正15年(西暦1926年)の事でした。
 相続税は明治38年(西暦1905年)に創設されておりますので、路線価は相続税の評価基準として誕生した訳ではありませんでした。
 路線価が相続税の評価基準として採用されたのは昭和31年の事。それまでは相続税における土地評価は賃貸価格が基になっていました。

■ 最高路線価は銀座?新宿?
 ところで昨年(平成25年)の最高路線価の所在地をご存知でしょうか?
 東京都中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」が28年連続のトップで、その価額は1平方メートルあたり2152万円です。
 ちなみに29年前(昭和60年)の1位は東京新宿駅東高野果実店前新宿通り。
 今年は銀座中央通りのV29達成となりますでしょうか?
 路線価図は7月1日にこちらのHPで公表されます。

(注)相続税と路線価についての詳細は、国税庁のこちらのページ(NETWORK租税資料)を参考とさせて頂きました。






2014年6月 2日 (月)

404号 高額療養制度

■■■ 高額療養制度 ■■■
 ご存知の方も多いと思いますが、今回は高額療養制度の話しです。
 病気や怪我で医療機関にお世話になった時、公的医療保険に加入していれば医療機関や薬局の窓口で支払う治療費は3割負担ですみます(就学前の子供等は除く)。
 とはいえ、重い病気や怪我などで手術や長期入院して治療費が高額になる場合、支払金額が心配になる事もありますね。
 保険会社の入院保険等に加入するのも一つの方法ですが、公的医療保険にも負担を軽減できる制度があります。

■ 限度額を超えると払い戻されます
 この制度は、ひと月の治療費が一定限度額を超えた場合、その超過額を健康保険から払い戻してくれるというもので、高額療養制度と言われています。
 一定限度額は年齢や所得によって異なりますが、一般的な所得の方は80,100円+(医療費-267,000円)×1%で計算された金額を超えると払い戻してくれます。
 限度額の簡易試算は協会けんぽのホームページでもできますので、気なる方はご確認下さい。

■ 計算は月単位
 ご注意頂きたい点として、この限度額の計算は月単位で行われます。つまり、治療費の合計額が10万円以上でも、2か月間にまたがって支払った場合は限度額を超えない場合もあります。
 逆に、ひと月に複数の医療機関で受診したり、同世帯の方が受信したりした場合は合算する事が可能です。(要件や例外がありますので詳細は保険機関でご確認下さい)

■ 限度額適用認定証を利用しましょう
 払い戻しされるまでの期間はおおむね診療月から3か月以上です。
 この間、一時的にでも医療費を支払わなければなりませんので、医療費が高額になりそうな時は「限度額適用認定証」がお勧めです。
 保険証と併せて限度額適用認定証を医療機関に提出すれば、ひと月の支払いが自己負担限度額までですみます。

■ 時効は2年、対象外の費用もあります
 なお、払い戻しを受ける権利は診療を受けた月の翌月の初日から2年で消滅します。
 また、差額ベッド代や食費、居住費、先進医療にかかる費用は高額療養費の対象とはされませんのでご注意下さい。






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