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2012年9月

2012年9月18日 (火)

363号 来年の税制(所得税編)

■■■ 来年の税制(所得税編) ■■■
 再来年(平成26年)の4月から8%、その翌年(平成27年)の10月から10%となる消費税が話題となっていますが、今回の「たっくすニュース」では、目前に迫っている来年の税制(今回は所得税)についてご紹介致します。

■ 復興特別所得税をご存知でしょうか?
 東日本大震災からの復興財源確保として、平成25年1月から平成49年12月までの25年間、各年分の所得税額に2.1%の税率(復興特別所得税)が加算されます。
 所得税率が10%の方は10.21%、20%の方は20.42%という感じです・・・

■ 源泉所得税にも加算されます
 2.1%の加算は、全ての所得に対してですので給料や退職金、利息や配当金、株式や土地の譲渡所得、原稿料や税理士報酬等にもかかります。
 サラリーマン等の給与に対する源泉徴収は来年(平成25年1月)から復興特別所得税が加算された新しい源泉徴収税額表を使って行います。
 既に国税庁のホームページには新しい源泉徴収税額表がアップされています。

■ 利息や配当金の源泉所得税は?
 預金利息に対する源泉所得税も平成25年からは15.315%(平成24年は15%)で、上場株式の配当に対しても平成25年は7.147%(平成24年は7%)の税率で行われます。

■ 講演料を手取額から逆算する場合
 原稿料や講演料、税理士報酬等の源泉徴収で平成24年まで10%だったものは、平成25年から10.21%となります。
 手取額から源泉徴収税額を逆算して税込金額を求める場合は、計算式が複雑になります。
 例えば手取額100,000円の場合、平成24年までは100,000円÷90%=111,111円と計算していましたが、平成25年からは100,000円÷89.79%=111,370円(手取額100,000円+源泉所得税11,137円+復興特別所得税233円)となります。
 源泉所得税を消費税抜きで計算する場合は更に複雑です。
 100,000円÷94.79%=105,496円(手取額100,000円+源泉所得税10,550円+復興特別所得税221円-消費税5,275円)が源泉所得税込、消費税抜の金額となります。
 う~ん・・・この中途半端な税率と25年間という長い年数は、現場の事を考えてもう少しシンプルにならなかったのかと思ってしまいます。

■ 来年から変わるその他の所得税
 平成25年分から給与収入が1,500万円を超える方の給与所得控除について245万円の上限が設けられます。
 勤続年数が5年以下の役員等の退職手当等について2分の1課税が廃止されます。
 以上、簡単ですがご紹介させて頂きました。

  2012年9月18日(第363号)

豊島税理士事務所 豊島正純
〒142-0063 東京都品川区荏原4-1-4-201
Tel 03-3785-1644  Fax 03-3785-1650





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